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103万円の壁?配偶者控除と配偶者特別控除

 

妻(または夫 ※以下は妻で記載)の年収が103万円以内なら妻自身の所得税が非課税となり、妻自身の所得税がかかりません。

所得税には、基礎控除の38万円と、給与所得控除の65万円というものがあり、年収が103万円以内であれば、課税の対象となる所得が発生しないからです。

また、夫の年収に対しては配偶者控除が適用されるため、夫の所得税の負担が軽減されます。

 

では、103万円を超えるとどうなるのでしょうか?

妻の年収が103万円を超えて配偶者控除の適用が受けられなくなった場合には税負担で世帯の手取りが減らないように控除する「配偶者特別控除」制度があります。

妻の年収103万円超から141万円まで徐々に控除額を縮小していきます。「配偶者特別控除」制度の存在を知らずに103万円を超えると控除がゼロになると思われている方が多いみたいです。

また、夫の勤務先の配偶者手当等が妻の年収103万円を基準に支給されてているケースも多いことから103万円以内に年収を抑えようと意識されているようです。
(この配偶者特別控除は夫の合計所得金額が1,000万円を超えている場合には、適用されません。)


・2016年11月14日 公開


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